作図編

グラフタブは,jamoviのバージョン2.7以降で搭載された新たな機能です。それ以前のバージョンでも,各分析ツールには基本的な作図機能が備わっていましたが,それらは簡易的なもので,設定の自由度はそれほど高くありませんでした。

これに対してグラフタブでは,作図そのものを主目的とした操作画面が用意されており,使用する変数の指定に加えて,見た目に関するさまざまな設定をまとめて行えるようになっています。分析結果を確認するための図だけでなく,レポートや発表資料にそのまま使える図を作りやすくなった点は,大きな改善点といえるでしょう。

もっとも,グラフは見た目を整えるだけでは十分ではありません。どの種類のグラフを選ぶかによって,読み手に伝わる情報は大きく変わります。同じデータであっても,棒グラフが適している場合もあれば,箱ひげ図やヒストグラム,散布図のほうが適している場合もあります。

そこで本編では,jamoviのグラフタブで作成できる代表的なグラフについて,それぞれの用途と基本的な読み取り方を確認しながら,使い方を順に見ていきます。